画像説明:【大阪にハゲタカ襲来】維新のせいで水道も地下鉄もすべてが外資に乗っ取られるぞ~の図
大阪19選挙区:維新15勝・公明4勝・自民全敗
大阪の事情については詳しくありませんが、どういった理由からか今回の総選挙では全国的にもまれな日本維新の会1強(+公明)の結果と相成った大阪選挙区の実態。(以下本文中では日本維新の会を”維新”で統一)
その摩訶不思議な理由について読売新聞は↓このように「第3極アピール成功」と分析しています。
維新が大阪で「全勝」、議席は公示前の約4倍…「第3極」アピールで無党派取り込み成功
日本維新の会は拠点とする大阪府内の選挙区で候補者が全勝した。比例選でも北海道を除く全ブロックで議席を獲得し、公示前の4倍近くに伸ばして躍進した。改革を掲げ、自民、立憲民主両党とは違う「第3極」をアピールしたことが、無党派層の取り込みにつながった。
松井代表は31日夜の記者会見で、「支援をいただき、数を増やすことができた。国民が納得できない政治家の身分保障について、早速法案を提出し、実現すべく死力を尽くしたい」と意気込んだ。
維新は衆院で予算を伴わない法案を単独で提出できる21議席獲得を目指した。目標を大きく上回り、国会での存在感は高まりそうだ。
読売新聞と日本テレビ系列各局の出口調査では、無党派層の比例選投票先は維新が19%で、2017年の前回選の9%から大きく上昇した。比例近畿ブロックで自民党を上回る10議席を獲得し、関西圏での底力を見せた。東京ブロックでも2議席を得て「全国政党」に向けた歩みを進めた。
維新は10月の岸田首相就任以降、松井代表と菅前首相の個人的関係などに支えられた自民との協調路線を修正し、「既得権側に立っている」(松井代表)と対決色を強めた。立憲民主、共産両党などの共闘にも、「選挙目当てでくっついている」(吉村洋文副代表)と批判の矛先を向けた。(以下略)
読売新聞オンライン(2021/11/1配信記事)
あ~あ。
ルサンチマンプロパガンダ(恨み憎悪を煽る情報操作)が成功すると「身を切る改革」とか「既得権の打破」とかが人気を集めちゃうってわけだね・・(;´д`)トホホ
そもそも政治家が痛みを伴うわけないじゃない。
保守系議員ならいざ知らず、国際金融や大企業にネジを巻かれた組織(議員)にとってはスポンサー収入の方が期待大。ならば議員報酬とか『小銭』でしょ?
それの引き換えが『改革という名の売国政策』なんだから・・みんなにも早く気付いてほしいな~
国会議員にかかる経費、議員報酬諸々あわせてもせいぜい年間2億円。
かたや、改革(公共事業の民営化・カジノ・コンセッション方式・国や地方財産の売却・投資の自由化)で失う国富は何兆円単位。
もうね、いい加減既視感(デジャヴュ)満載の”小泉竹中路線の二番煎じ”はやめにしましょうよ!
維新公明全勝・大阪自民全敗:その理由を考察
複雑な物事ほど、案外『単純化』した方が正鵠(正解)を射たりするものです。
大阪選挙区での維新圧勝については読売新聞の分析する第3極アピール成功の他に、どの様なカラクリがあったのでしょう?
思いっきりザックリと、箇条書き風に、ときに憶測を交えながら独自考察していきましょう。
表の理由と裏の理由にわけて紹介しています。
めんどくさい方は『裏理由』の太文字だけ目を通してみてください。(・∀・)ニヤニヤ
表理由①:維新が地力をつけた
基礎体力があがったり実力が備わった時に例えられる「地力がついてきた」の言葉通り、維新の方針・政策などが大阪選挙区を中心に一定程度受け入れられ、支持率に反映されたのかもしれません。
表理由②:第3極アピールに成功
新聞分析の通り、世の中がちっともよくならない既存与党もダメ、かと言って審議拒否連発や反対しか述べない野党はもっとダメ。
そんな既存政治の打破を期待した受け皿として、改革のイメージを前面に押し立てる維新が選ばれた可能性も確かに捨てきれません。
30年に及ぶ不自然なデフレ社会を強制されたのです。政治世界への第3極渇望論が出てくること自体何ら不思議な事ではありませんよね。
表理由③:イメージ戦略に成功
先ずはこちらの動画をご覧ください。
「わかりやすく伝わりやすい」。ただこれに特化した公約になっていますね。
配布されたチラシやツイッターでも公約を視覚的に端的にまとめており、情報戦略面で他党を圧倒していたように思えてなりません。
↑動画でも・・
- 改革無ければ成長なし、成長無ければ分配無し
- 消費税5%(時限的)
- 所得税・法人税減税
- ベーシックインカム導入
- 国会議員・歳費削減(3割カット)
- 選択的夫婦別姓・同性婚を可能とする法整備を進める
などと訴えています。
維新・片山さんが言っている成長って・・
日本人全体の実質賃金が年に5%UPを30年間継続して続けさせる成長の事?
それともインフラを叩き売って短期収支をプラスに見せかける”詐欺”の事を成長って言ってんの?
↑これにまんまと騙された有権者は多かったことでしょうね~
表理由④:大阪自民党が大阪府民に徹底的に嫌われてしまった
いや~、動画コメント欄覗いてみてください。
自民党めちゃ嫌われていますやん(笑)
ただ・・少人数は維新の本当の姿を見抜いてたりして面白いですよ。
「大阪の再開発は外資の丸儲け。地下鉄もぜ~んぶ安全性そっちのけでたたき売り。大阪の悪事がばれた頃には別地域にトンズラ完了」
大阪府民「共産党と協力するなどもってのほか!!」
↑確かにその通りなのですが・・それほど危険な(都構想)住民投票だった故、悪魔とも手を結ぶ暫定的な協力関係が敷かれたのですが・・いけなかったというのでしょうか?
過去、2度否決に追い込まれた『大阪都構想』。
都構想自体が壮大なる売国計画であることは↓に張り付けた過去記事に目を通してもらうにしても、歴代の大阪自民党にまつわる負の遺産(政治)は、結果的に芸人弁護士の台頭を許してしまいましたね。
実際は、その自民党から分派した勢力と芸人が結託し生み出したのが維新なのですが・・知らぬが仏なのでしょう。
「毒を以て毒を制す」・・ってか?
劇薬を率先して取り入れようとする大阪府民の体力が心配になってくるよ・・
みんなも冷静に考えて!
「身を切る」とか「無駄の削減」とか言っている連中が、2015年5月17日、2020年11月1日と、たったの5年間の間に2度も住民投票をやったんだよ。
これだけ見たって、彼らの改革が利益誘導だってわかんない?(府民の負担は増大)
今でも維新は公約に道州制(都構想とほぼ同じ内容)を掲げているんですよ。
注:毎日新聞社の計算では都構想実現のために費やされた関連費は、『大都市局』が設置された2013年以降だけでも100億円を超えていると報道されたいます。(外部リンク⇒毎日新聞記事)
【都構想関連記事】
維新公明全勝・大阪自民全敗:真相に迫る
ではいよいよお待ちかね。
↓これより下は維新が勝利を収めた『裏理由(真相)』の分析(憶測)だよ。
注:あくまでも憶測記事です。何かを断言しているわけではありませんし、参考にするかのご判断は自己責任にてお願いしますね♥
裏理由①:公明党と握り合っていた
ま、ここについては誰しもが噂している事でしょう!
大阪選挙区を見てください。あきれるほどきれいに色分けがなされていますね。
大阪3区・5区・6区・16区では連立の証(誓)がたてられているのでしょう、長年自民党が公明党の為に候補者を擁立しない選挙区となっています。
さらにさらに、
全国的にも北海道10区・東京12区・兵庫2区・兵庫8区・広島3区と、公明党は小選挙区に擁立させたすべての候補者当選を果たしており、やはり東京12区と広島3区以外には維新の候補者は立候補していません。
当然ではありますが、同選挙区では連立の自民党候補もいない事から、公明党にとっては自民と維新から選挙区を明け渡されていた格好となりますね。
↑これ、ずっこいよね?
公明党候補者がいる選挙区って”無風”じゃん!
『対支人権侵害非難決議案』では最大級の活躍をなされた長尾敬氏への推薦を拒否したのが”公明党”です。
自民党を裏切る事など”朝飯前”と、やっていたのかもしれません。
裏理由②:都構想(道州制)再び
大阪では都構想に絡み、公明党の支持を取り付けた維新との間には強力な同盟関係が構築されたことは想像に難くなく、むしろ今回の大阪選挙区の結果だけに言及すれば↓以下のような協力関係が出来上がっていたと考える方が自然ではないでしょうか。
維新「大阪3区・5区・6区・16区では公明候補を応援する」
公明党「大阪3区・5区・6区・16区以外は維新候補を応援してもよい」
- 維新は公明党が都構想に賛成し続ける事を条件に、特定4区での候補者擁立を断念し公明候補を応援する。
- 公明党は都構想後の利益確保と特定4区での無風当選確約と引き換えに、維新候補をひそかに応援する。
試しにみなさんも維新の公約を覗きに行かれてみてください。そこにはしっかりと道州制(要するに都構想)が掲げられていますので。
スポンサーからの依頼が続く限り(維新が存続する限り)、都構想は絶対に蒸し返されます。
それほど巨大な利権が絡んだ売国案なんですよ!(みなさんはやく気付いてね)
裏理由③:メディアに巨大なバイアスがかけられた
この辺りは↓記事にて2001年頃の小泉劇場を思い返してみてください。
【メディア工作・つくられた純ちゃんフィーバー】
不自然に持ち上げられ、不自然に擁護され、不自然なほどメディアに取り上げられていましたでしょ?
- 「既得権の打破!」
- 「構造改革!」
- 「規制緩和!」
- 「抵抗勢力!」
- 「民にできる事は民に!」
で、実際にどうなったかといえば『小泉竹中路線』の結果、日本社会がボロボロに壊され尽していきましたよね。
あの頃にも特定国家・特定企業、そして投資家・金融界隈から巨額な工作資金が飛び交い、メディア界隈に世論誘導の依頼があったのですから、維新についても同じことが言えるのかもしれません。
特定外国人が仕切っている(と噂の)風俗街を、取り締まり対象からあえて外しコロナに打ち克ったとうそぶく市長と、もとは同地域の弁護士にして党の顔となっている芸人?が毎日の様にTV画面に映し出されれば・・誰だってその露出度・話題性に注目してしまう事でしょう。
お年寄りはほぼほぼ”テレビっ子”だからね~
若い方は知らないでしょうが・・本当に小泉劇場とそっくりなんです。
改革改革って・・同じ掛け声なんですから・・
メディアでの取り上げられ方についてもデジャヴュを見せられているように感じます。
裏理由④:自民党内に”裏切者”が存在する
<維新と公明の協力関係だけで本当に事が収まるのか?>
自民党にとっては、むしろ最悪を想定していた方が今後の為となるやもしれません。
それこそが『党内裏切りの可能性』です。
例えば、直近で行われた自民党総裁選では地方票と呼ばれる「党員票」の約44%(約33万5千票)を獲得したのは、決選投票で岸田氏に敗れ去った河野太郎氏でした。
しかし岸田内閣誕生を機に、河野氏はもとよりその陣営に馳せ参じた議員は軒並み冷遇されていますよね。
「人気はあったのに、党内では冷や飯ぐらい・・シュン」
あくまでも可能性の一つとしてですが、河野陣営に集った主な顔ぶれを中心に、現政権中枢への逆恨みと、有象無象に押し寄せるスポンサーからの依頼を背景に『票読み』(大阪選挙区での裏切り)が為されていたとしても何ら不思議がることは無いでしょう。
実際、総裁選で河野陣営が打ち出した(主に経済財政)政策と、維新の政策には驚くほどの共通項があるのも事実で、あの悪名高き竹中平蔵は河野陣営にあったとされ、同人物はもともと維新の発足当初から(2012年9月)候補者選定委員長として君臨しており、維新とは切っても切れない関係性を有していましたね。
維新候補は、あの竹中さんがゴーサイン出したって事だね!
スゲ~、日本がいくつあっても足りないや・・
<<自民党の河野陣営に巣食った諸勢力が、総裁選敗北とともに維新に憑依した>>
支持率低迷と総選挙突入を理由にされ、首相の座を慌ただしく降りた(降ろされた)菅氏などは、「ならばキングメーカーになろう」と、いち早く河野陣営に馳せ参じたにもかかわらず、高市早苗というイレギュラーの突風に吹き飛ばされた挙句に蚊帳の外な訳ですから・・そりゃ~現政権への”恨み”が全くないとは言い切れないかもしれません。
ここに連なる人脈に諸勢力からの工作資金が入り込んでいたとしたら・・『票読み』も、あったかもね~
シナに敵対した長尾さん(大阪14区)なんか、見せしめみたいにめっちゃ苦戦したしね・・
これ以上の憶測は、かえって自民党分断を煽る事にも繋がりかねないのでやめておきますが・・
しかし、
大阪自民全敗の原因分析については、あらゆる可能性を視野に自民党自身が早急にやり遂げなければならない事案なのではないでしょうか?
今後の自民党の巻き返しを信じて・・
自民党さ~ん。
大阪での敗因分析は早急にお願いしますね。
完全落選された中山氏や長尾氏の為にも、そしてすぐにやってくる参議院選での巻き返しの為にも。
まとめ
それでは、維新の広報もかねて以下のTwitter記事を〆として本記事の『まとめ』にしておきます。
『初志貫徹』=『候補者選定委員長(竹中)』
「そりゃ~そうでしょ!」
だって、維新の候補者は”あの人”の振るいにかかっているんですもの・・
当然、維新のおっしゃる『初志』は『竹中』によって選別されたって事でしょ?
ちょっと口語訳すれば・・
「竹中さんから選んでいただいた候補者とともに、竹中さんから注いでいただいた竹中イズムを継承する”初志”を、絶対に曲げる事無く”貫徹”するぞ!!」って、おっしゃっているんですよね?
だって・・Twitter文にもある様に「結党以来一度もブレた事が無い」っておっしゃっているのですから・・そういう事ですよね?
・・って事で、維新を支持するって事は、あの人の路線を支持するって事と同じな訳です。
キャ~怖~い♥
みんな~!お分かりいただけましたか~?プププ
今回の総裁選、全国でも稀な当選結果が生み出された特殊な大阪選挙区の内情分析。
みなさんの目にはどのような”カラクリ”が映し出された事でしょう?
~この話題だけで夜が明けるほど面白おかしく語り合えるかもしれませんね♥~
おしまい。