画像説明:【変な旗+変なベル=世紀末】ヒャッハーの世界を覗き見するケモノ衆の図
PTA活動最大の悪の権化&ラスボス:ベルマーク運動とは?
ベルマーク運動はPTAが率先して協力する大切な活動です。
学校に通う児童・生徒たちの使用する備品購入に充てられるベルマークを保護者のみなさんが中心となって集めましょう!
(こんな感じでしょうかね?)
素晴らしい掛け声とは裏腹に、PTA組織に入会してしまった”残念な保護者”のみなさんにとって、そのめんどくささレベルMAXにして、最大級の人気の無さを誇る『ベルマーク運動』・・
よかった・・くじ運良くて
あ~たいへんだったな~(遠い目)
30人以上で集まって4時間以上の作業して・・確か1万点に満たなかったんだよ・・時給換算でいくらになったのかね~
平日に駆り出されて、当時女房と喧嘩になったよ・・くじ運悪いだろ~って!
ただ・・実際やってみると雑談交じりでわりかし楽しかったけど、非効率な作業だったことは確かだな~。
え、
うちはPTAに入会していないのでそもそもベルマーク運動、参加した事がないんですよ♡
まさか、半休・有給とらせてまで保護者側にただ働きを強いる、”共産主義・社会主義”みたいな運動をいまだにやっていらっしゃるんですか??ニヤリ
何言ってるんですか!
ガンバっている親の姿を子供に見せるからこそ、大切な事がたくさん伝わっていくんじゃないですか?
ささ、ご一緒にチョキチョキ・ペタペタしましょ♡
ベルマークを一生懸命集めている保護者さんの姿を、子供たちもしっかり見てくれていると思いますよ!是非ご理解の上ふるってご参加ください。
いろんな感想が聞こえてきそうですよね~~
クンクン・・でもやっぱり変な臭いがするよね~
ってことで、全国のPTA組織に加入してしまった保護者さんを悩ませてやまない『ベルマーク』の闇の部分を暴いて見たいと思います。ククク
過去になんとなくやらされていた方も、現役真っただ中で今すぐにでも廃止したい!と感じている方も・・先ずはベルマークに関する基本的な知識を深め、その功罪を正しく認識できるようにしていきたいですよね!
「ベルマーク運動の表と裏の顔について」と題し、前後編の2記事に分けて解説してみようと思います。
是非参考にしてみてください♡
『表』のベルマーク運動について
ここでは一般的にアナウンスされているベルマーク運動の『表』(光の当てられる)部分を①~⑤の質問に答える形式でザックリとご紹介してみます。
①首謀者:ベルマークの運営主体は?
ベルマークの運営主体は『ベルマーク教育助成財団』です。
「すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい」をキャッチフレーズに、PTAと協賛企業の活動を中心に1960年に始められたと説明しています。
ベルマーク財団の職員は、運動全体にかかわる事務的な事をすべて担当しているそうです。
詳しく知りたい方はリンク先までどうぞ⇒『ベルマーク教育助成財団HP』
②活動内容:何してんの?
企業(協賛会社、協力会社)から提供される資金の『根拠』(これを企業側では「市場調査費」と呼ぶそうです)
おおよその日本人なら誰しもが1度は目にしたことがあるはず。
あの市販されたベルマーク運動協賛企業の商品のパッケージなどについている「ベルにデザインされたマーク」を集め、その枚数、点数に応じて資金化(ベルマーク預金)し・・
- ベルマーク運動を実際に行った小学校や中学校などの学校現場で使用する備品購入
- 教育環境整備が遅れがちな僻地学校の援助
- アジアを中心とした海外の教育環境整備
これらにベルマーク預金を充てようと活動をしています。
表向きのベルマーク預金はほぼ100%、これらの備品購入・環境整備資金として還元されています!(表向きはね♡)
③参加資格:誰でも集めて誰でも資金化できるの?
参加資格は『学校単位』が原則です。
また2006年4月以降は、大学・公民館なども参加できるようになりました。
個人単位での参加・ベルマーク収集による資金化は不可能です。
ただし、個人であっても”応援”する事は可能。
お年寄りが母校への恩返しなどにベルマークを集めて(ベルマーク運動に参加している)学校組織に贈るか、ベルマーク財団に送ると適切に処理してくれるみたいだよ!
④ベルマークの点数は何円になるの?
ベルマークは1点につき:『1円』換算です。
以下は集められたベルマークが実際の物品に換えられるまでのザックリ説明です。
- ベルマーク運動の開始「ベルマーク集めるぞ~」
- ベルマーク運動協賛企業のベルマークを学校単位などで回収
- 財団を通じ協賛企業にベルマークを送る
- ベルマーク運動協賛企業は点数に応じた資金を財団に提供
- 財団は各学校で回収された点数に応じた「預金」(これをベルマーク預金と呼ぶ)を認める
- 各学校は認められた預金額をもとにベルマーク協力企業の中から購入品を決定する
- 物品到着・めでたく運用成功!「やった~!」
カーテン・ドッジボール・時計・音響機器等・・
~〇〇年度ベルマーク運動による~と書かれた備品が学校内に見受けられたなら、それは過去のベルマーク運動の実績を証明するものだという事ですね。
⑤ベルマーク委員:どうやって決めてんの?
ベルマーク運動は完全ボランティアです。
PTAに入会し、かつボランティア精神旺盛な保護者各位の希望者が殺到し、くじ引きなどで抽選・決定しています(爆)
実際のベルマーク集計作業については、ほぼ100%「PTA」活動の一環として行われている学校組織がほとんどのようです。
という事は、ベルマーク運動のほぼすべての労務負担を支えているのは、児童・生徒の「PTAに入会している保護者各位」という事になりますね!
『裏』のベルマーク運動について
さてさてみんなお待ちかね、ここからは『裏』のベルマーク運動についての説明です。
何事も表裏一体・・表の顔とは裏腹に”大変不人気なベルマーク運動”。
みんなが漠然と感じている、みんなが不思議に思っている、ベルマークにまつわる”真相”について・・
こちらも同様に①~⑤の質問に答える形式でザックリとご紹介してみます。
(ご注意)これ以降の記事内容は、タヌキの独断と偏見がふんだんに盛り込まれているかもよ。
参考にするかどうかは「自己責任」にてお願いしますね♡ムフフ
①首謀者:ベルマークの運営主体は?
ズバリ『朝日新聞社』です。
ベルマーク教育助成運動運営規程(2015 年改定後)
本財団は、助成運動に関する宣伝その他の協力を得るため、朝日新聞社の後援を求める。
第5条:[朝日新聞社の後援]
ね!
しっかりと「朝日新聞社の後援を求める」って謳われているよね!
財団の理事など・・朝日の関係者がいっぱいいるよ♡
”もちろんPTA組織からも♡”
ベルマーク運動自体、1957年頃に朝日新聞に寄せられた教職員による寄稿文がきっかけになったといわれていて・・
「戦後の混乱期がとっくの昔に終わったはずなのに僻地では教育環境が整わない」との現場からの”訴え”にヒントを得た朝日新聞が編み出したシステム。
- ベルマーク点数(例えば1万円分)を使うと・・
- ベルマーク運動を行った各学校組織は1万円相当の物品を協力企業から購入できる・・
- 協力企業には物品代金としてベルマーク財団より90%(9000円)が支払われ・・
- 10%(1000円)は財団への寄付金に回される・・
- 財団はこの1000円相当を僻地の学校などへの備品購入・寄付にまわす・・
- このシステムが本来のベルマーク運動の発端
注:最近ではこの資金を、海外の学校整備の遅れた地域への備品購入・環境整備などにも充てているそうです。
え、朝日新聞って・・「あの」朝日の事だよね?
そうそう・・
筆者自身が”創作だ”とした「吉田証言」を根拠に、デタラメな記事を掲載し続け・・
「最高裁で捏造認定・元朝日記者が全面敗訴」した「あの」朝日新聞社だよ!
社長自らのいろんな面での”謝罪会見”は面白かったよね~
②活動内容:何してんの?
主に、PTA組織に属してしまった残念な児童・生徒の保護者がベルマーク担当係として平日に各学校に集められ・・ベルマークの整理・集計・切り取り・貼り付けなどを無償でこなしています。
各学校単位で様々だと思いますがベルマーク運動にかかわる行事は・・
ベルマーク運動説明会参加・関係プリント作成・回収集計作業など、年におおむね4~5回あるそうです。
PTA活動の不文律・・「一人一役」に押し切られベルマーク係に選出された日にはもう大変(大汗)
クラスで最低1~2人。1学年5クラスの小学校だったら平均50人以上の保護者がベルマーク関連で”おまけに平日の昼に集められ”、時給換算にすると数十円単位になるか疑われるほどの非効率な単純作業に駆り出されています。
ベルマーク運動の開始された1960年代ならいざ知らず、2020年代は最早「共働き家族」が顕著にその数を伸ばしてきていますよね。
当然保護者によっては仕事を休んだり半休・有休を使って参加する場合も出てくることでしょう・・
このような、時代の変遷に追いつかない前例主義の活動の見直し要望が、全国各地で悲鳴のように叫ばれていますね。
③参加資格:実は「教職員」はベルマーク運動に参加していません!
ベルマーク教育助成運動運営規程(2015 年改定後)
PTA会員たる教職員の負担にならないようにすること
第16条2項:[注 意 事 項]
ベルマーク教育助成運動運営規程でもこのようにしっかり明記されていますでしょ!
ってことで、もっぱらベルマーク運動には”保護者のみの参加”が大前提になっていることが分かっていただけたかと思います。
ズルい・・
④ベルマークの点数は何円になるの?
ベルマークは1点につき:『1.275円』換算です。(消費税分含む)
実はベルマーク運動に参加する協賛企業からは1点につき1.275円の資金(市場調査費)が財団に支払われています。
ですので仮にベルマーク1万点が集められた場合・・
- 企業の支払う市場調査費=12750円
- 実際に運用されるお金(ベルマーク預金)=10000円
- ベルマーク財団運営費に回されるお金=2750円
このような内訳になります。
ちなみに2019年度ではベルマーク財団に約4億1000万点が集まったと発表されていますので・・
わかりやすく年4億点と計算すると・・
- 企業の支払う市場調査費=4億×1.275=合計5億1000万円
- 実際に運用されるお金(ベルマーク預金)=4億万円
- ベルマーク財団運営費に回されるお金=1億1000万円(ただし1000万円は消費税分)
2019年度には1億円を超える資金がベルマーク財団に集められていることになります。
年間1億円を超える財団運営費・・末端の保護者は全くのボランティアで、財団にはベルマークが集まれば集まるほど活動資金が補充されていくシステム・・
ベルマーク運動にかかわる「みんながボランティアでなければ不公平!」
そんな声が聞こえてきそうだよね~(棒)
⑤ベルマーク委員:どうやって決めてんの?
PTAに入会して主にジャンケンやくじ引きで敗者となった保護者がやらされています。
活動内容については②で示した通りですが・・
現在では多忙な保護者が多いためかベルマークを集めること自体が労役化しているらしく、その需要を当て込んで、すでに小分け(点数わけ)にされたベルマークが「ネット出品」されていたり、あるいはベルマーク委員そのものの”代役”を引き受けてもらうために、物品や金銭を他の保護者に払ってでも参加を見合わせる保護者が居るのだとか・・(これらについては噂であって未確認です)
PTA組織の不文律の1つで「いかなる理由での役割回避でも代役を立てなければならない」って感じの”暗黙の決まり”があるらしいです。(ゾクッ)
だから運悪くベルマーク運動に代表される「半日潰れる系」のPTA行事・活動などでは「代役のお願い行脚」がしばしば見受けられているみたいです。
それってもう「PTA組織」や「ベルマーク運動」自体が、児童・生徒の保護者の足を引っ張ていて、ぶっちゃけ不必要な存在に成り下がっているって事だよね・・
小まとめ
子供の為・・学校の為・・
掛け声ばかりが美しく木霊していますが、実際は選ばれた保護者が半日潰して数十人がかりで作業した挙句、微々たる程の報酬獲得のため”やらされる感満点”のベルマーク運動・・(おまけにその年度集められたベルマークは次年度以降のベルマーク預金化というオチ付)
ベルマーク運動を推進している側が「ホントの保護者の気持ちを知りたい!」と思っているのなら・・試しに各PTA組織でアンケートをとってみればいいのです。
きっとベルマーク運動に語られる表の名目とはかけ離れた、実践現場での生の声が数多く聞こえてくるのではないでしょうか?
そのようなアンケートは推奨していませんよ!
前例をしっかりお守りになって、『PTA』も『ベルマーク運動』もドシドシ参加してくださいネ♡(こんな感じでしょうか?)
あ、うちはPTA非会員でおまけに憶測をもとに雑談しているだけなので・・コワッ
~数分後~
【~ケモノ衆のヒソヒソ話~】
どうせならベルマーク廃止する代わりにみんなから数十円づつ集めてごらん♡
労務負担0で、おまけに結構な資金が集まると思うよ!チュウチュウ
「ベルマークを保護者が1点1点集める事に意義がある!」ってほざく奴らがいたら・・
「ベルマーク財団の理事・役員・職員の報酬が0円になったら考えてあげるよ!」って反論してみてね♡
多分ダンマリを決め込むと思うから・・ゲラゲラゲラ
興味がある方はベルマーク財団の理事などの名簿・・調べてみてね!
PTA組織と同じであんなのやこんなのの巣窟って印象を持つかもしれないよ♡小声
以降は後編に続きます。