
大航海時代:奴隷貿易を思い出して
奴隷貿易と金融の発展には密接なつながりがあります。
1492年以降・・
はじめスペイン、次いでポルトガル。
以降、オランダや大本命の大英帝国が手を染めた植民地獲得競争には、目玉商品としての奴隷が付きものでした。
日本の中高教育などでは「キリスト教布教運動の一環」と歴史ロンダリングされる大航海時代ですが、実際のところは、単なる富の簒奪時代という側面が強く、現代の搾取型グローバリズムに通じる精神的潮流が養われた時代でもあったわけです。
寸劇:奴隷貿易の真実
今回の記事テーマを奴隷貿易とグローバリズムと人身売買に絞っていますので、ちょっとばかり歴史の振り返りなんぞを紹介しておきましょう。
当時は↓これが合法。
キリスト教圏において「正しい事」だと解釈されていたんですよ。

あ~もしもし、国王様。
新しく発見した大陸の人間もどきは、不届きにも神の名を知りませんでした。
どの様な処遇がふさわしいでしょうか?

神の名を知らぬとは神に祝福されていない証拠。
それは人とは言えぬ。
汝が目にしたすべての財産・土地・生命は、発見者である我々のものとなった。
=手紙カキカキ=
「これでよろしゅうございますか?教皇??」


アーメン。
神との契約の外側の世界は、すべからく悪魔の支配領域。
神の名において浄化して差し上げる事こそ神の思し召し。
我らが成し得る唯一の慈愛なり。

「は、仰せのままに。」
では、宣教師兼商人に命ずる。
神の軍隊とともにかの地に寄りて、あまねく神の王国を打ち立てよ。
お前たちが目にした最果ての地迄、我が国の旗を棚引かせ、神の御名および我が名を知らしめよ!
ただし、神への奉納物は忘れるなよ。

「御意。」
野郎ども、『ヒャッハータイム』の許可が下ったぞ!!
『ヨシュア記6章』を熟読しておけ!!

「アイアイサー。」
俺達は神の軍団♪
何やっても無罪♪
神様ってサイコ~♥
現代に至る・・

じ・・実話なの?!

ザックリ要約だけど・・全部歴史的事実。
実話だよ♡

えげつないね~。
やっぱ、かつての欧米のやり方って好きになれないよ・・

・・欧米ってよりも、
実は、すべての黒幕はあいつらなんだよね?

ま~な。
すべての仕手筋はいつだって、国家ではなく、商人・宣教師に扮した○○○金融勢力だもんな~。
奴隷貿易の精神は継続中
大航海時代以降、
世界を覆った秩序(価値観)の本質は、布教活動・民主主義構築・人権主義・人民主権・法の支配などの理想主義ではなく、もっと現実的で血生臭い動機・・
- 富の簒奪
- 人身売買
- 金融寡頭勢力による支配計画
↑にこそすべての源泉があったと、当サイト住人は解釈。

ザックリ、
1492年以降の世界史を↓こんなイメージで捉えていたりします。
- (常識)「どの時代においても、人や組織は”旨味”があるからこそ動きます」
- (盗賊)「誰が”布教”如きで、命がけの大航海なんぞに乗り出しますか」
- (列強)「虐殺と強奪があったからこそ、富は一部の国家(者達)に”集中”したのでは?」
- (覇権)「富の集中が”特権”となり、特権維持のために”兵器”と”通貨”が強化されますよね♡」
- (詐欺1)「兵器と通貨がぶつかり合う頃、世界中で”戦争”が勃発しましたね」
- 一次・二次世界大戦
- 東西冷戦
- 米支新冷戦構造
- (詐欺2)「戦争の反省から、”統一ルール”の必要性が叫ばれましたね」
- 国際連盟
- (布石)「ルールは、全世界参加型の”グローバリズム”でなければならないと誘導されていきましたね」
- (回収)「ルールと通貨が世界中に溢れるほどに、なぜか国家も人も”不平等”になっていきましたね」
- (達成)「そんな不平等極まる世界では、例えば通貨発行権者なんぞは”世界の支配者”となれそうですよね!」

ふぁ~。
グローバリズム(国連主義・ステークホルダー民主主義)の精神って、大航海時代(奴隷貿易)から引き継がれているんだね~。

世界の価値観を二極化(自由主義・共産主義)させ対立を煽っていたけど、実際はどちらのイデオロギーに進んでも、金融寡頭勢力による世界支配プログラムに辿り着く・・と。

そそ。
『資本論』『共産党宣言』のカール・マルクスは、ロンドン家ネイサンRothschildに連なるユダヤ人。
覚えておいて損はないぜ♡
以上、
大航海時代(奴隷貿易)の本質は、旧約聖書に言及されるソドムとゴモラ、それにエリコを世界中に量産させる事。
この様に喝破するからこそ、
当サイト住人は、↓ジョモ・ケニヤッタの言葉の中にかつての植民地主義と現代のグローバリズム全体主義の”深淵・繋がり”を理解・解釈するのです。
「宣教師がアフリカにやってきたとき、われわれは土地を持ち、彼らは聖書を持っていた」
「彼らはわれわれに目を閉じて祈ることを教えた」
「われわれが目を開いたとき、彼らは土地を持ち、われわれは聖書しか持っていなかった」
ジョモ・ケニヤッタ語録
参考過去記事:【コラム:かつての宣教師と現代グローバリズムの共通点】

【記事要約】
- 現代グローバリズムの故郷は奴隷貿易
- 不平等と格差の広がりは多数派(民衆)奴隷化と完全リンク
- 奴隷化が嫌なら脱金融支配・脱グローバリズム!
おしまい。