【遊びの重要性を知る】遊び1項目:人生において欠かすことのできない要素、『遊び』は日々の重要なパートナー。大人になっても続けるんですから、子供のうちから『達人』を目指さないとね!今回は、遊びから得られる副産物を中心に紹介してみます。
『遊び』がもたらす副産物1:耐性・防御力
固いもの同士がぶつかり合った時・・その際には大きな衝撃を伴って片方を粉砕するか、両方に一定の傷跡を残すことは容易に想像できますよね。
例えば、おうちの外側にはめられてあるガラス戸を想像してみてください。割と厚めのガラスを囲ってある外枠のサッシ、そのサッシとガラスの間には必ず何かしらの『緩衝材』が敷かれているでしょ? 割れやすい素材のガラスと、固い素材のサッシが直接接してしまうことで起こりえる『破壊』を免れるために行われた、『遊び(空間)』を持たせる知恵・・これって別段珍しくもない常識的な措置ですよね!
人も実は同じなんじゃないかな~と思いませんか?何かと何かの接点に起こる衝撃を吸収する役割の『緩衝材(物事への耐性)』が必要だってことです。
小さな衝撃を受けただけでもろくも崩れ落ちる・・そんな人生、歩みたくもないし、お子さんに歩ませてたくもないですよね。
『遊び』は意図すれば、その緩衝材を上手に身につける舞台を無理なく提供してくれるでしょう!
緩衝材ね~。例えばどんな遊びが緩衝材の獲得に向いているの?
それは耐性を持たせたい分野ごとに違ってくるよね!
例えば
- 対人・・複数でやる遊びや合議が必要な分野
- 対自・・一人旅のような責任が自分にかかる分野
- 対職務・・パズルのような達成目標がある分野
- 対社会環境・・チームプレーを伴う分野
あ~いわれてみれば!
でも遊びって楽しいからやるんだよね~、親が何かを誘導するようにしても、子供はその遊びやってくれるのかな~
あ、そこは心配ご無用!
親が子供の苦手な分野を早い時期から見抜こうとする目線が生まれるだけでも『開運』獲得!
あとは子供がやっている遊びにチョチョイって粉を振りかければいいだけだから楽勝楽勝。たぶん
父ちゃんテキトーすぎ!
みんなタヌキじゃないんだからもっと具体的に言ってよ!
お?学級委員か?
ま、そこは長くなりそうだから今回は割愛、別項目で詳しく説明していくよ。ちょいと待っててね♡
武道でいう受け身・言葉への耐性・対人ストレスの耐性・責任感への耐性・これらすべての耐性が向上していくとしたらどうです?大人でも獲得が難しい分野ですが、『遊び』の有用性を理解し、意図するだけでも間違いなく耐性・防御力は上がります!*ただしあくまでも耐性の上昇が狙いです、すべての問題が解決できるわけではありません
とかくありがちな勘違い・・
人生の最短距離を模索するあまり、知らず知らずに子供に大人の思惑を大量に背負わせてしまっている事ってありますよね。度を超すような塾や習い事のはしごは顕著な傾向の一つでしょう。
人体でも余分な脂肪はためすぎると健康を害してしまいますが、極端にそぎ落としてしまうと「風邪程度」の体調不良でも復帰にすごく時間がかかったりして大変らしいです。備えの貯金や災害時の備蓄品、はては別荘なんかは余裕の象徴としてあこがれの目線を向けるのに・・お子さんにはその周りに緩衝材としての『遊び』持たせてあげられないですか♡
今はすくすくと育っているように見受けられるお子さんでも、将来どの分野で挫折を味わうかわかりません。何が降りかかってくるかが予期できないのが実社会の常です・・時には様々な難題が襲い掛かり、そのストレスで機能不全に陥ってしまう事だって・・あるかもしれませんよね・・
会社運営も人間関係も子育ても・・最短は時として最悪への裏返しとなってしまいます。
経費削減・効率化・利害関係・過度な期待・・こういった考え方は近視眼的な見返りは計算できても、長い時間軸の維持には・・すこし向きませんよね・・
おうちの人が『遊び』の持つ耐性・防御面の力を理解し、上手にお子さんの周りに敷き詰めていきますように!
『遊び』がもたらす副産物2:お試し(体験入学)機能
『遊び』はほとんどの場合、現実(実社会)を基に編み出されていますよね。
他愛ない「キャッチボール」一つとってみても、物を遠くに飛ばす練習になっているし、「神経衰弱」はそのまま記憶する訓練に・・「鬼ごっこ」は危機回避や狩猟の名残で、「はないちもんめ」は人気と残酷さの告白行為これ嫌いだった人多いですよね。
いずれにしても『遊び』に内包された様々な実社会へ続く機能を上手に取り入れることで、無理なく安全にその分野を『体験入学』させてあげることができます。
「うちの子は・・何に才能があるのかしら」
「遊びを通じてたくさんの経験をさせてあげたいな~」
「一人遊びにばかり没頭するけど・・大丈夫なの?」
「どうせだったら将来に役立つ遊びがいいわね~」
「何から・どんな分野から手をかけていいかわからない・・」と、思ってしまう方がいるかもしれませんが、そこはほら『遊び』なんですよ!気楽に考えてみてください。
- 短時間で結果が出る遊び・・トランプ・腕相撲・じゃんけん
- すこし時間かかる遊び・・・パズル・プラモデル・版画・絵
- 複数人でやる遊び・・・・・かくれんぼ・野球・サッカー・お泊り会
- 実社会の体験的遊び・・・・料理・裁縫・釣り・畑仕事
「短時間・長時間」「単独・複数」それにお子さんの「やる気」「得意・不得意」などを上手に加味しながら=可能ならおうちの人も参加型で=『遊び』に誘ってあげてください!きっとお子さんの持つ才能の開花を『遊び』の中に身近に見ることになるでしょうから。
・・日々の生活も大変でしょうが、子育て世代のみなさん。一緒に頑張りましょう!・・
『遊び』がもたらす副産物3:適正・興味の発掘
前項の副産物2お試し(体験入学)機能に似ていますがあえて別に取り上げました。
だれもが一度は経験し、思い当たることがあるはずの『食わず嫌い』と呼ばれる行い。
大概はそれまでの、本能で避けていた感覚の方が当たってたりするんですが、ごくごくまれに「こ・・これは!!」といったいい意味での衝撃を受ける経験をすることもありますよね。どの分野にも当てはまって言えることですが、その中でも『遊び』は特に『食わず嫌い』だった事を人に感じさせる分野なんです。ま、遊びがそもそも文字通り何の責任も義務もないんですから、気楽さや高揚感が「楽しさや継続意欲」にかわりやすいんでしょうけどね!
ハイ!ここ重要(「1がいいこと言っている!」:朝生風)
『食わず嫌い』が治るって・・それ新しい適性や才能が開花したってことなんじゃないかね~
うちの長女、ジェットコースター見るだけ泣いていたのに今では遊園地行くと最低3回はのってやがりますけど・・
なになに~遊園地の話?
ジェットコースターのれるの??
あと前は怖かったけど、ウマやヤギの餌やりも楽しいんだよ~
明日行くの?たのしみ~
観覧車!お化け屋敷!ポテト!♪たーこやき♪
♪プール・ウォータースライダー♪
アイス!かき氷!!
一旦CMです
お子さんは日々成長しています。しばらく見ない間に随分たくましくなったり、しっかりしてきますよね。それとは反対に親世代は子供ほどの変化はありませんよね・・。
親世代の些細な思い込みで子供の適性を「ないものだ」と、決めつけてしまってはもったいないです!
・・おうちの人も、お子さん自身も気付かなかった適性・才能・・
『遊び』は必然にしろ偶発性にしろ、様々な『食わず嫌い』を解消させ、無理なくお子さんの持つ多彩な才能を発掘するのに役立ってくれるはずです。
また『好きこそものの上手なれ』の諺(意味:好きな事柄は上達しやすい)
↑↑これ伊達じゃありません!↑↑
何事にも興味を持ち好きで継続したことは、将来お子さんの「どんな分野でどんな花が咲くか」分からない財産(宝物)となっていくかもしれません。
興味に裏打ちされた好きは、他人が植え付けようとしてもなかなか根付かないものですよね。しかし『遊び』の中になら上手に見つけられる・・
初めから嫌いだ!苦手だ!!と(親子で)思い込んでいた分野・・本来は埋もれててしまうはずだった分野に・・適性・才能があったりしたら・・いかがです?もったいないですよね。
『遊び』がもたらす副産物4:世界の広がり・人脈獲得
『芸は身を助ける』(意味:趣味として身につけた技術が、困ったときに生計を立てることに役立つ)
趣味が多彩な人はそれだけで魅力的に思えたりしますよね。また、他人の誘いを頭から断らず、決して得意でもない分野についても付き合いよく接してくれる人は、知らず知らずに「人気」を獲得してたりします。
そう、実社会で、あるいは異性との接点の最初期において、「会話のとっかかり」として頻繁に利用されるのが・・「ご趣味は何ですか」で始まる『遊び』の確認作業ではないでしょうか?
例えば・・OLとして社会に出た女性が年配の男性社員の間で語られる「野球やサッカーの話題」に、少しでもついて行けたとしたらどうでしょう?たぶんですけど・・本人が意識する以上に、会社内で起こる様々な問題対処に助力がもらえると思いますよ!
例えば・・未婚の男性社員が、「明日は子供の運動会なんです」の女性社員の要望を理解し、シフト変更を快諾してあげたとしたらどうでしょう・・「子育て大変らしいですね、頑張ってください」こんな一言でどれくらい周りの人が救われるでしょうか・・
上記の例えのどちらにも共通するのが・・
「他者の立場や興味の所在を理解しようとしているか」なんですよね。
~誰だって自分の趣味を馬鹿にされたり、それをやっているだけで気持ち悪いと言われたら頭に来ますよね。逆に知らないはずの人が、その趣味(仕事)の大変さを理解しようと歩み寄ってくれた時・・少しほっこりしないですか?~
ところが・・「え?興味ないです」「知りませんそんな話題」←これって会話がそこで断ち切れていますよね。
人は会話が成立するだけで安心し、ある種の信頼を置くものです。逆に興味がないからと、自ら会話を断ち切るような言動や行動の繰り返しは~相手はあえて言葉に出さないだけで~思わぬ不興や不信を買っているかもしれません。
『遊び』から始まる趣味の話や、自らは未経験分野の会話も、馬鹿にすることなく興味を寄せる様は「あ、この人は私を理解しようとしてくれている」というメッセージを鮮明に発して、少なくとも敵対関係は避ける助けにはなるでしょう。
ましてや・・『遊び』のジャンルが完璧に重なり合い、意気投合した場合にはどうでしょう・・それをきっかけとして様々な助力・助言をもらえることだってあるはずです。
さらに素敵なことは・・一般的に『遊び』の世界には上下関係・歳の差・男女の違いはありません。あったとしてもその遊びが上手いか、好きか、長く遊んでいるかの違いくらいです。
ここまでヒントが出たら勘のいい人・・わかるよね!
そう、『遊び』は普段なら会話もできないような社長から、美人さん美男子さん、お子さんからお年寄りまで・・全部を上手につなぎ合わせてくれる『社交の万能薬』になってくれるんだよ!ムフフ
多趣味はそれだけで立派な芸・・芸はもちろん!身を助ける・・でしょ!!
お子さんに芸を仕込むことは容易ではありません。しかしいろいろな『遊び』を介して、お子さんの目線の先を広く持たせることを促したり、将来の対人会話能力や生涯の友達づくりの場として、『遊び』(そこから始まる趣味の獲得)はおおいに利用していきたいですよね!
『遊び』がもたらす落とし穴:注意点
よい面があるってことは~それと同じだけ悪い面もあるはずですよね。
当然あるよ!
【タヌキの『開運』家族運営】の心得
「物事はいつでも表裏一体」・・いい時もあれば悪い時もある
なにごとも気を楽にもって「チョビット」づつ進んでいこうね!
注意点1:本気(本業)があってこその『遊び』
お仕事・勉学・育児に家事・・当然ですが日常生活で本来やるべきことをやり終えた余暇にやるからこそ許されるのが遊びですよね(笑)
・・でも、頭でわかっていてもついついのめりこんでしまうのが人の常・・手軽にできるゲームなんかに思わず熱中して「あ、もうこんな時間!」~みなさんも思い当たる事無いですか?
お子さんの成長を願うあまり、本業がおろそかになるほどの『遊び』を企画してしまうことは、ねらいとは『逆の効果』を生じさせることだってあるかもしれません。
一つの事ばかりにのめりこむ事ももちろんですが、どの分野にも目が出ない『器用貧乏』に繋がってしまう可能性だってありますよね・・
要はメリハリの問題です。「『遊び』を促すことは善、しかし本業をおろそかにしない事も同時に注意する」という事を忘れないでくださいね!
注意点2:時間とお金はほどほどに
いまさら言うまでもありませんが『遊び』には大きく2つの費用が掛かります!
それは『時間』と『お金』です。トホホ
趣味・恋愛・社交など、過去のどの分野につけてもそうですが費やした時間とお金は基本的には帰ってきません。もっともそれらに見合った何か(技術習得・結婚・人脈構築など)が複合的に帰ってきたのなら『良い思い出・成功体験』ですが、『遊び』は明確な意図がある場合でない限り『基本は浪費型の分野』です。
やるべき優先順位を見失ってしまったり、生活費を圧迫させてまで取り組むべき分野では無いですよね。これ常識よ
『遊び』に費やせる時間とお金の範囲・・みなさんもしっかり管理してくださいネ!
まとめ
=♡『開運』要素のつまった『遊び』の分野♡=
- 様々な耐性・防御力確保
- 擬似体験機能
- 適性・興味の発掘
- 世界観の広がり・人脈確保
↑↑これらのメリットが期待できる反面・・
- 本業がおろそかになる危険性
- 時間的・金銭的費用面の懸念
↑↑というデメリットも存在しています。
お子さんの人数・年齢構成・環境・費用など。諸事情を加味しながら、みなさんそれぞれのご家庭にあった、また無理のない範囲で『遊び』の要素を『才能開花』『親睦』『教育』に取り入れてみてはいかがでしょうか?