写真出典:「平成26年豪雨による広島市の土砂災害」
国土地理院⇒https://www.gsi.go.jp/
作者:国土地理院企画部防災推進室
四季があり・植生が豊かで・温暖で・・世界で最も豊かで人々が暮らしやすい地域の一つ・・それが日本列島!v( ̄Д ̄)v イエイ。
しかしその反面、地球上で起こりえる『自然災害』のほぼすべてが日本、つまり私も含めたみなさんが暮らしている『我が国』で起こってしまうんですよね・・・。
『地震』『津波』『台風』『噴火』を筆頭に、『豪雪』『豪雨』『日照り』『冷害』『竜巻』『土砂崩れ』『地すべり』『高潮』『塩害』。
それに最近では大陸由来の『黄砂』猛毒『PM2.5』。失政により誘発された『花粉問題』『ソーラーパネル設置堤防決壊・地崩れ』
・・逃げ切れますか?このすべてから(笑)
【我が国日本を知る】自然環境編一項目:として自然災害対策を取り上げてみたいと思います。みなさんもどうぞ災害に対する日頃からの備えを怠りなきよう。そして災害の危険性を『平時』に見つめることによって『防災対策』上手に無理なく取り組んでいきましょう。
防災対策1:自分の住んでいる地域の『災害史』を調べてみよう
我が国日本は、大小6800を超える島々が合わさって列島を形成しています。
東西に南北に・・実は思っているよりも広いんですよね~日本列島って♥
みなさんがお住いの地域一つとってみても、北部の北海道と南部の沖縄・平野部と山間部・都市部と田舎・・それぞれに環境面で大きな違いがあるでしょ?ということは、自然災害に対する備えも実は同じで、『地震・台風』といった日本全国どこにいても遭遇してしまう災害への対策と、『冷害・豪雨・日照り』などそれぞれの地域に特化した災害への対策の『最低2方向からの取り組み』を心がけもらいたいんです。
かと言って急にそのような知識を高めようと思っても、不慣れな方は案外難しいかもしれませんよね。
ご安心を!
そんな時⇒役に立つのが郷土史の中に必ず伝わる『災害・被災の歴史』これを調べればいいんです。
実際にあった事が一番説得力があるでしょ!
今みなさんがお住いの土地。どの位その場所で暮らしていますか?生まれ育った地域と同じ場所ですか?
・・長く同じ場所に暮らせば暮らすほど、その地域特有の災害に対する備えを怠らないようにして行くはずです。しかし住んで間もない土地、不慣れな土地への急な引っ越し・転勤などを経験した(これからする)方は、是非とも調べておいてください。
やり方は簡単。お住いの市町村名を入れて『災害・災害史』の様なキーワードでググるだけ!(うまく検索できなかった方は近所の大きめな都市名を入れてみてね)
*さらに詳しく調べたい方は、地域の図書館を利用したり、お近くの郷土史研究会のようなものを訪ねてみてください。地区単位の細部にわたって調べられるかもしれませんよ!
・「今住んでいる地域は過去に3度も大地震に見舞われたらしい・・」
・「津波はこんな高い場所まで到達したことがあるみたいだね・・」
・「大雨によるあの河の堤防決壊でこの地域まで水害が及んだそうよ・・」
・「むこうの山の噴火でこの地域まで火山灰が何日も降ったみたいだ・・」
災害大国日本列島です!必ずあります『災害・被災の歴史』。先人からのメッセージに謙虚に耳を傾け、明日の防災へと役立てていきましょう。
これを機に各家庭の「専用ハザードマップ作製」なんかも、おもしろそうでイイかもね♡
流石ネズ、嗅覚一つで災害時に一番最初に逃げだせる動物だもんな!
よっ!12匹競争優勝者のタイトルホルダー。
『災害・被災史』に学ぶその他のメリット
歴史を上手に知る人は、これから起こる出来事に対処できる人ともいえます。『災害・被災史』を学んで得られる「防災面以外」のメリットを2つご紹介。
メリット1:住宅購入・土地取引・アパート契約時
住宅購入の決断はよほどの理由がない限り、人生に1度か2度しかやってこず、また同時にご家族全体にとっても重大な決定事項となります。多くの人にとって人生で最高額の買い物となる場合がほとんどですよね。
また、短期的な目的で契約するアパート賃貸にしても、その場所・治安・利便性・設備の内容・・様々な要因を加味して決定していくと思います。
ではみなさんに質問です・・ジャジャン!
質問:今みなさんが暮らす住宅・賃貸物件の敷地は以前はどのような『地形・地質』の土地で、昔はどのような利用をされてきた土地でしょうか?
持ち家の方で、かつ瞬時に答えが出てくる方はたぶん『お金持ちか・土地の人』です。
賃貸の方はさすがにそこまでの関心はないかもしれませんが、住宅を購入した(しようとしている)方で、この分野に無頓着のまま決断していたとしたら・・
もうほら・・あんな感じですよ・・まったく・・。
新築物件・中古物件・建売物件・様々な場合で多少の違いはありますが、「終の棲家」になるかもしれないお買い物なんですよ、最も初期に調べておかなければならないのが『ここ』でしょ!
- 近所と比べて土地代が安価だった
- 新たに開発された造成地の建売物件
- 周囲より土地が低い
- そばに崖地がある
- 盛土・切土をしている
- 近くを流れる河川が天井川である*(天井川:周囲の土地よりもさらに高い位置に水面がくる河川の事・・決壊の心配が付きまとう)
- 「海岸線」や「河川・湖の堤防」に異常に近い
うっほ!
地雷の匂いってなんて言うんだっけ?
ウムム・・
大きい声では言いたくないけど、ここの複数に当てはまっていたら・・嫌な臭いがしてくるかもね・・シュン
住宅地の『地形・地質』を調べ、過去の利用履歴を調べることは、『災害・被災史』を調べることと基本的には同じになるのが分かっていただけるでしょうか。
言い方をかえればそれは=みなさんの住居の本当のお値打ちを調べる事にも繋がっていくんです。
何事も、安いものには必ずそれなりの理由があります。
具体的な言及はここでは避けますが・・みなさんのお住いの住宅物件。
・実際の購入(相場)額
・将来的な取引相場
・将来的な(周辺地価を含む)土地の評価額
これらの変動は、専門的な目線を向けてしまえば・・別段の事情がない限りもうすでに決まっていることなんです。
災害を繰り返すほどに国民の多くが防災意識を高めていきます。
災害に弱そうな土地に建てられた物件に高値が将来つくと思いますか?あなた自身そのような土地に建てられた中古物件、あるいは新築の夢を乗せた住宅用の土地を収得したいと思いますか??
逆の言い方をすれば、災害に強く利便性もそれなりにある地域の地価は値崩れしにくいとも言えますよね!
どこに住んでも「住めば都」と云われたりしますが・・生活の根幹、せっかくの住居です。のちのち後悔の無きよう、『災害・被災史』『土地の利用履歴』頑張って調べておきましょう!
メリット2:特殊な地域性・治安の予測
ここは大雑把に説明しておきます。
現在のように行政が主体となって、各種防災・避難指示などを出すようになる前から、日本人は相互に助け合い協力しながら『防災』に励み『被災』を最小限に食い止めてきました。
大河川の付近・高波がやってくる海岸線・活火山の付近・雪国・・地域ごとに取り決められた夫役(ぶやく:強制性のある労役)をこなすことで、そこで暮らし続ける権利を獲得し、緊急時に助けてもらえる安心を相互に補完してきました。
これは善悪論じゃないからね!
昔は協力し合わないと生き残れなかったんだよ・・
災害に見舞われてしまうとね。現在も本質的には同じです!
被災が繰り返され、その歴史が悲惨であればあるほど、そこには今現在においても独特の地域の決まり事が存在したり、新参者を警戒する風土のようなものが残っている場合があります。
何も知らない新参者が昔から伝わる知恵の上にあぐらをかくように座り込んで、したり顔で「知らねーよそんなもん、金も労務もおことわり!」と、拒絶をした場合どうなると思います?
そののちに起こるかもしれないもめごとの仲裁を現在の『法』に訴えますか?
それが正解です!止めはしません。
ただ、ここは『開運』を呼び込もうとするホームページですから、もっとスマートに立ち回れる方法をご紹介しときます。
それこそが『災害・被災史』を前もって調べ、古くから住んでいる近隣住民と折り合いをつけるための先行知識を持つ事なんですよ。
だって、単純にそんなめんどくさい夫役みたいなのあったら、初めからその住宅用地・中古物件・購入しました?・・今は区費とか町内会費の中にその名残があったりして、気付かないで暮らしてられる方がほとんどではないでしょうかね・・
従前の住人は新参者に対して「知ったうえで来たんだ」と思い込んでいるはずです。
だって、「目の前に河川があって、目の前に海があるんですよ!」気付かないはずないじゃないですか(笑)。って感じでしょうか
全国でも稀な程のめちゃくちゃめんどくさい地域性が残っている場所には「いかない事」以外の防御・・ありますか?ないでしょ
逆にその地域の『災害・被災史』を知って、防災の重要性・助け合いの大切さを感じ取れたなら、新たな住人として「よろしくおねがいしま~す」と、近隣住民に溶け込む努力を最低限でも行えば、従前からの住民はほぼほぼ歓迎してくれることでしょう。
最初に排外的な目を向ける(そう感じてしまう)のは・・
「このご家族がめんどくさい地域の決まりを理解してくれるのかしら~?」
という『防御』の姿勢で目線を向けているだけで、積極的な理解を前提とした溶け込みは、むしろ大歓迎されると思いますよ!
地域の決め事は、長い時間をかけて決められてきた過去があったりするから・・安易な立ち回りは控えるようにしときなよ。
そうなんだよ、結局被災時に生死を分けたりする微妙な時間差は、行政の助けが来る前の段階。つまりご近所との付き合いの密度・地域の中での信頼度で決まったりするから・・日頃から仲良くね!
番外・・・・・㊙『治安』あれこれ・・・・・
ほら・・戦後とか、あんな感じであんな宇宙人たちがあんな事して住んでたりする地域があったりなかったりするでしょ・・それは地域の『災害・被災史』の中にもヒントのようなものがあったりするから・・あんな感じで調べてみて♡
ね!万能でしょ『災害・被災史』を知っておくこと。
『開運』要素も満点!一家を支えるお父さん・お母さん・・頑張って勉強してくださいネ・・ぽんぽこ
防災対策2:自宅周辺の地理を把握し、避難経路を共有しておこう
『災害・被災史』が過去からの学びだとするなら、みなさんのご自宅の周辺地理を把握し避難経路を確認することは、個々の家族により特化した実践的な防災努力と言えますね。
それでは、注意しておくべき点を紹介していきましょう。
自宅内の比較的安全な場所の確認
大きな揺れが長く続くような地震でなければ、日本人は「避難」を考えるよりもまず、揺れが収まるのを割かし冷静に待っているものです。・・慣れは恐ろしい・・
でも、「避難」を決断する前の段階でもより安全な環境に家族みんなを誘導しておきたいですよね。
トイレは一般的に家の中でも揺れに強い場所ともいわれています。また、堤防決壊などによる家屋浸水に対しては、当然2階などの高い場所に避難すべきでしょう。災害の種類に合わせて「避難」の一歩手前の安全場所をご自宅の中で確認しておきましょう!
日頃からお子さんへの周知(ここが安全だよ等)を忘れずに。
自宅外の一旦(緊急)集合場所の確認
次は「避難」を決断するほどの災害に見舞われた場合を想定した取り決め事です。
災害は家族が全員そろっている状況で襲ってくるわけではありません。災害の種類によっては慌てて外に逃げ出すことだってあるでしょう。
そのような場合を想定して、ご自宅のごく近い場所に暫定的な集合場所をあらかじめ取り決めておくことをお勧めします。*理想は庭か30M以内の目印がある場所。
本格的な避難場所までの移動行程で、はぐれてしまったり迷子になってしまうと被災の他に人災に遭遇するかもしれません。
家族そろってより安全な避難場所へ移動するためにも、家族が離ればなれにならないような工夫が必要です。
公共避難場所の確認と、移動手段・移動経路の模擬体験
お住いの市町村には必ず独自の災害対策が案内され、市民が利用できる避難場所(公共施設)があるはずです。事前に確認するのはもちろんの事、最低でも2か所の避難候補地を事前に調べておき、家族と情報を共有していきましょう。
また、あわせて取り組んでおきたい事は、被災してしまい実際の「避難」がある場合を想定して、その場所までの移動の手段・移動距離・所要時間・土地勘の確認を事前にしておくことです。
- そもそもたどり着けるのか・・道順は覚えていますか?
- 何で移動するのか・・緊急時にその道に車は通れるでしょうか?
- 移動距離・移動時間は・・最悪徒歩で行けますか?徒歩何分?
- その避難経路大丈夫ですか・・工場地帯・ドヤ街・治安の心配は?
*日頃から仕事などで自宅(家族)と離れる機会が多い方は、勤務地・あるいは最寄りの駅から家族が避難する予定の場所への道順を併せて確認しておきましょう。
災害の種類に合わせた非難を心がける
水害時、低地や下流へと非難しますか?
火事時、風下へと非難しますか?
言われてみると当たり前のことですが、緊急時にはなかなか思いつかなかったりするものです。
公共の避難先は、大きめな公園・体育館・福祉施設を開放する場合がほとんどですよね。でもそこは本当に今みなさんを襲っているかもしれない「災害の種類」に適した避難場所でしょうか??
各市町村の「災害避難場所」の取り決めは、すべての災害に特化してそれ専用につくられているわけではありません。言ってしまえばその場所だって、暫定的な安心・安全の目安にしかなりません。
『東日本大震災』に伴い押し寄せた~沿岸部を広域的に襲ってくる大津波~などには、予定していた地域の「避難先」は、避難に適していない場合だってあるでしょう。
・水の被害は高い場所へ避難する・
・火災は風上へ避難する・
それぞれの災害に特化した避難先・避難経路を取り決め、併せて土地勘を養うためにも、みなさんのご自宅の周辺地理を日頃から意識しておきましょう。
・・『無事これ名馬』・・
逃げる場合は素早くね。みんな・・ネズミとの約束だよ!
そそ。
備えあれば憂いなしってね!
防災対策3:ご近所さんとは仲良くしようね
あ、
防災のためだからと言って無理に親しくする必要はありませんよ。
同時に、あからさまに疎遠になる必要もありません。
妙になれなれしくするご近所さんと無理に社交を交わせば、被災とは別のストレスの方で、まいってしまうかもしれませんしね(笑)
要は、持ちつ持たれつのバランスなんです。
【もしもシリーズ】:もしもご近所さんが○○だったら!
言葉も交わせない宇宙人だった!
2DKの物件に男女8人くらいが住んでいる!!
ゴミ出しのルールさえ守らない!!!
住んでいる人が1年で5・6回かわってる!!!!
↑・・あやしい・・↑
緊急時・お隣に「○○です。うちの次女見ませんでした?」と、声をかけなきゃいけない場合だって来るかもしれませんよ。
逆に「○○です。うちのばあちゃん知りませんか?」と、声をかけられる場合だってあるかもしれません。
日頃ご近所同士で
「話が通じそうかな?」
「安心できる程度のご近所さんなんだろうか」・・と、
お互いにぎこちない探りを入れているはずです。
でもご安心を!それなら大丈夫です!!
そのぎこちなさは防御が示す通常の立ち回り。それはきっとあなた自身からも醸し出され、ご近所を最低限の安心へと誘っていることでしょう。
些細なことかもしれませんが、日ごろから地域で定められた取り決めをしっかりと守り、迷惑をかけないように暮らしているご家族は、見えない安心をご近所に与えています。そしてそれはいざとなった時、日ごろ感じさせていた安心の分だけ、ご近所から緊急時の助をもらえることでしょう。
お隣さん談
・・・『私たち家族が助けてもらうとしたら「おばあちゃん、行ってきます。おばあちゃん、こんにちは!」と、元気に挨拶してくれる小学生が住む「○○さん」のお家だから』・・
○○に入るご家族がみなさんの家族だったらいいですね♡
あわせまして・・みなさんのご近所さんがこの記事を読んでいて、みなさんのご家族を守る・・そのご近所さんとなりますように!
・・祈っております・・『開運・開運』
まとめ
いかがでしたか?
災害大国日本で家族が安心して暮らしていくためには、多くの準備を平時にやっておく必要があるという事をご理解していただけましたか??
大きく分けると
- 『災害・被災史に学ぶ』
- 『避難場所の確認と周辺地理の確認』
- 『ご近所との関係確保』
この3つだったよね?
そうだね。
行政の努力には限界があることをみなさんが認識し、個々、平時の備えを怠ることなく災害に強い家族運営を心がけていきましょう。
また、それが集まって災害に強い日本を守り育て、未来の世代につたえていきましょう!
どこでどのような自然災害が、いつ何時やってくるかもしれない日本
・・明日は我が身・・
大災害の後、緊急連絡をしても救助が駆け付けるまでには想像を絶する時間がかかってくるかもしれません。
「隣のじいちゃんが元大工で工具を使って助けてくれた・・」
「隣のお姉さんが看護学校に通ってて、適切な止血方法を教えてくれた・・」
「いつもは寡黙なご近所さんが、がれきの撤去を手伝ってくれた・・」
災害に遭うのも、遭わないのも・・被災時の助け合いがあるのも・ないのも・・
正直運不運かもしれませんね・・でも大丈夫!
ここに立ち寄ったすべてのみなさんに、不思議なおまじないかけておきますね!
なんたって俺・・運がいいタヌキですから!妄想です・・一杯やってます・・
*災害時役に立つ心得・防災グッズの紹介・住宅補強のアイディアなどは次回以降に紹介する予定です。お楽しみに!