『食』は生命活動するすべての存在の根源欲求。当たり前ですが人が生命である以上「家族運営においては特に」避けて通ることのできない最重要項目の1つです。
【家族で健康】食育1項目:家族の役割分担が多岐にわたり『専業主婦』が特権のように思われる昨今ですが・・もろもろを差し引いても『自炊』が家族にとっていかに重要かを解説しています。
最近は外食産業が充実しているのも手伝って、忙しい日々に追われてしまうと家族の食事、ついつい「外食・できあいのもの・冷凍食品」を多用したくなりますよね・・・
チョイ待ち!そこの奥さん(お父さんも可)。
簡単だから!自炊。やってみたら案外できたって思うかもしれないじゃん・・ 気軽に見ってってよ・・ネ
あ、そういえばタヌさん料理得意だったね・・
自分自身も食材だしね(爆)
タヌキ鍋はまずいから、やめようね!
ってか、自炊って面倒でしょ!本当に簡単なの?
あ、ばれちゃった?たしかに簡単なことではないかもしれないね・・ここは正直「感じ方は人それぞれ」だけど、・・㊙はい注目・・
- 食費の節約
- 栄養バランス・カロリーの管理
- 食育(お子さんの教育面での貢献度)
- 料理人さんの家庭内での地位向上
- 家族団らんの演出
- 生活リズムの一定化
自炊で期待できる項目挙げてみたんだけど・・思い当たるだけでこのくらいは「効果」あるんじゃないかな?
=おひとり様・専業主婦・夜間勤務・共働き・大家族=多様化する「くらし」の形。自炊の有効性はそれぞれの場合において考えていかなければならないので、すべてのケースにあてはめて語ることはできませんが、記事中に興味がわいた箇所・取り入れ可能な項目ありましたら、ぜひ参考にしてみてください。
可能な限りの『自炊』のすすめ
・そもそもなぜ自炊を勧めるの?
・料理下手だし効率悪いから、外食利用の方が我が家に断然あってる
↑↑ ↑↑
・・このようなつぶやき聞こえてきそうですね。正直、所得上の関係で、あるいは家族構成的に『自炊』そのものが困難な家庭に関しては「ごめんなさい」と、最初におことわりを言っておかねばなりませんが、ここのホームページはそもそも家族の『開運』を最大のテーマに掲げていますので・・今は耳障りに感じる方でも、明日は自炊が可能になるかも!という暖かい視線をもって読み進めていただきますように・・・お願いペコ
『自炊』で得られるメリット
では、上でタヌキ(私)の吹き出しの中でも挙げた『自炊』で期待できる効果・メリットを簡単に紹介してみましょう。
メリット1:食費の節約
~㊙人間界で学生をしていた時、月の食費は30000~40000円くらいだったと思います。ある時期、通信費や遊興費など出費が重なってしまい、一念発起して食費の節約に挑戦したんですが、その時の「取り決め項目」は以下の通り~
- 主食は自炊・・ごはんとパスタは自分で用意する
- コンビニを利用しない
- スーパーに買い出しに行く
- なるべく値引き商品を買う
- ペットボトル類は買わない
- 外食は最小限
- お菓子回避の夜食用おにぎりを作っておく
たったこれだけを実践したところ、食費を月17000円くらい抑えることができました。もっとも米は実家からの仕送り品で、おまけに金欠の2か月くらいしか取り組んではいないので誉められたものではありませんが、当時の自分を驚かせたのは金銭的な節約面以上に体重が1~2キロ落とせて・体調もよく・体の切れが出たことです。
本来必要のないお菓子や清涼飲料水を(金欠で)控えたことも関係しているのでしょうが、感覚的に「自炊って案外動き回っているのかな(いい運動)?」と当時は感じていました。
==学生でそれなら家族でやったらもっと効果あるんじゃね?==
皆さんもそう思うでしょ?ではここから一般的な家庭に置き換えてざっくり見てみましょう!
一般的な家族構成(4人世帯)の1か月にかかる食費の平均値はどうでしょうか?
年収別1か月の食費の平均値(有業者1人4人世帯の場合)
*総務省統計局調べ2019
年収(万円) 食費(円)
- 250~300 56900
- 300~350 63300
- 350~400 55100
- 400~450 59900
- 450~500 59300
- 500~550 75300
- 550~600 67000
- 600~650 73700
- 650~700 75800
- 700~750 80800
- 750~800 80600
- 800~850 91800
- 900~1000 90200
どうでした・・平均値と比べて前後ありましたか?
傾向としては当たり前ですが、年収が多いほど食費に充てられる費用を多くできている事が読み取れますね。
では、ここからどうやって節約に持っていくかですが・・・迷うことはありませんキリ
私が学生の頃にやった事・・できる項目だけでイイからやってみましょう!
これだけでずいぶん食費を抑えられると思うんですが・・・「え?」やってらっしゃる?すでに??
*物足りなさを感じたみなさんには、別の機会で『自炊節約術』を具体的なレシピも交えながら紹介する予定です!
逆に、1か月にかけている食費の合計さえ把握・気にしていなかったみなさんには、どうぞこの機会に調べてみることをおすすめします。食費を意識して知る事こそ『節約』への最初の一歩ですから。
いくら食費を抑えたいからといって、食材の質を劣化させるのはダメですよ。家族ができるだけ同じ食事をとることで1食当たりの単価を低くすることが狙いですからネ
家族の外食を減らす・同じ食事をとる・これは大前提として、その他にすぐに取り組めそうな節約術は以下に挙げておきます。
【簡易版】食費節約の豆知識
- 冷凍庫の活用・・カレー・おにぎり等を多めに作って冷凍保存
- 買い物の回数を減らす・・必要なものをメモしてそれ以外の購入を控える
- 調味料などの重複買いを避ける・・ソース類は特にご注意
- レシピを工夫する・・カレー・シチュー・煮物・鍋類
- 土日休日に仕込む・・光熱費抑制・工夫次第で1週間乗り切れます
関心ありましたら、できる項目から自炊による『食費節約』取り組んでみてね!
メリット2:家族の栄養接種・総カロリーの管理
さて節約が金銭面からの取り組みとしたら、こちらは健康面から『自炊』の有効性を示す項目です。せっかくの自炊、家族の健康管理は当然並行して取り組んでいきたいですよね。
生活習慣病は様々な要因が積み重なって~体に蓄積して~発症してしまうものです。そんな様々な要因の中でも日々の食分野が占める割合は、とても無視していられるレベルではないはずです(てか、最大要因かも)。
しかし!頭ではわかっていてもついついやってしまう暴飲暴食・間食・偏食・メニューの偏り・店屋物・日々の忙しさに、ストレスに、めんどくささにかまけて家族運営上おろそかになる最初の入り口・・それこそ「食の軽視」です。
たまの手抜きや、家族そろって気分転換の外食は、所得が許す範囲でならむしろ積極的に活用すべきですよね。しかし、ついついそれを多用し、日常がおろそかになり、キッチンを見るだけで罪悪感とストレスがたまる様になってしまったらどうでしょう?
戻れます・・?
そもそも外食産業は利益が上がるからこそ成り立っています。そこで使われている素材や調味料、さらに保存・管理・調理方法など・・・バイト経験者や裏事情を知っている方ならお分かりいただけると思いますが、「結構あれです」。
それに食材の出身地・・産地は本当に大丈夫だと思いますか(爆)
食材は直接体に取り入れるものです。
電化製品や衣類などは「品質」の問題ですが、食材の安全性は、後々ゆっくりと時間をかけて直接身体に影響を及ぼしてきます。
さらに商売ですから~外食・できあいのものは一般的に~
- 味が濃い
- 塩分過多
- カロリー無視
- 素材への不安・保存料・添加物・残留農薬・遺伝子組み換え
- 産地の安全性・外国産
- 知らない人(不慣れなバイト等)が調理する不安
- 異物混入の可能性
これらの不安要素が付きまとってきますよね。
ま、企業によっては多少料金を高く設定してでも上記の不安を取り除いたメニュー・商品を提供している場合もありますが、仮にそのようなサービスを多めに取り入れていけば、当然ですが家計全体に占める食費の割合が上がってきますよね。
『自炊』はその取り組み方ひとつで費用面・健康面・食材の安全性の面・・この3分野に万能の効果を発揮してくれるでしょう!
自炊をしていけばその良さが徐々に実感できると思いますが・・最大の魅力の一つが=食材を実際手に取って鮮度・産地を確認できる=って事ですよね。
栄養管理やカロリー計算だって慣れてしまえば「月単位」で漠然と把握できるようになります!
『食』が理由の生活習慣病防止のためにも、家庭での『自炊』やはりおすすめです!
メリット3:食を通じた教育&料理人の地位爆上げ
一昔前までなら花嫁修業でしょうか?
「・・娘さんがいらっしゃるご家庭で、母親とともに台所に立たせ見様見真似で手伝わせながらそれぞれの家庭の味を伝授する光景・・父親は、いつかやってくる娘との別れを予感しながらも、その日々の何気ない一コマに安らぎを覚え、家族を支えぬく覚悟と矜持を新たにする・・・」
これ・・どこの国の昔話?
我が国だよ!!
しかもちゃんとしたお母さんがいるご家庭では、今でもしっかりやってんの! まったく・・・ぷんぷん
でも確かに、女の子だけが料理を作るって・・なんだか不公平な気もするけど・・どうなんだろう??
それを言ったら、うちは父ちゃんがメインで作ってるだろ?
今時、男女それぞれ大学進学などで一人暮らしをしなきゃいけない時期があるんだから「男の子も女の子も」料理できるようになってた方がよくね?
子供の時分から食事を準備することの大変さ・それを日々こなす人への感謝を伝えてあげ、簡単な料理なら自分でできるくらいの生活能力を上げといてやれば、将来的に助けとなるだろ??
仕送りの総額だって抑えられるかも!
タヌさんは悪知恵と生活能力に関してだけはたくましいからな~
納得
日々の食事を準備する事・・当たり前のことだからこそ感謝の対象としてはおろそかにし(され)ていませんか??
【この記事を見ているよいこのみんなへ!】
「もしもきみの周りで日々きみの食べる食事を準備している人がいるのなら・・伝えなきゃいけない気持ち・言葉、あるだろ??」
「その人の手を見てみな、その人の忙しそうにしている背中を見てみな・・ぼくだって・わたしだって、後片付けくらいならできるもん‥って思えてこないか??」
その人は照れながらきみにこう言うかもね・・「あんたにやってもらうと後片付けが余計大変になるから宿題でもやってなさい」・・てね。
「それでいい!」
ただ、きみの生命が続く限り覚えておこうよ!その人の名前と、その後姿を。
だって、きみの前に立ってきみの食事を準備してくれているその人もまた・・そんな光景を心に刻んで大きくなってきたいつかの少年・少女なんだぜ!
あの~素朴な疑問なんだけど・・このページに来てるみなさんって「大人」が圧倒的に多いんじゃないの?
【知ってた速報】
家庭円満・夫婦仲・・・男女の仲は浮雲の空
胃袋つかめば百人力!とか、感謝感謝いったって大の大人が聞いてくれるか? 一旦物語の中で若返ってもらい、純粋無垢だった頃の「童心」に語り掛けた方が伝わるのが速そうだなと思ってね!
あの日のお父さんは今のあなた(の旦那さん)、あの日のお母さんは今のあなた(のお嫁さん)・・お子さんたちはみなさんの記憶を辿って育っているとも言えます。
どんな家族になっていくにしても、目の前の徒然には感謝しておきたいですよね。
「毎日の食事をありがとう」・・家族全員がそう思える家庭では、料理人さんの地位は下がりようがないですよね。
いただきますとごちそうさま・・料理を作ってくれた人にはありがとう!
きみが男性なら特に心がけておくんだぜ・・女性はほめとけ!マメな!!
『食育』は芽が出て咲き始めるまでにしばらくの時間がかかります。しかしその足取りは確かなものです。教育面・健康面含めてご家庭での食の在り方・・あまり意識していなかった方は、少し立ち止まって見直してみてくださいね。
メリット4:家族団らん・生活リズムの調節
出来るだけ家族そろって食卓を囲む事・・光熱費・材料費面から見てももちろんですが、家族の生活リズムを合わせるという面でも、よき家族運営上『自炊』の貢献度は高いのではないでしょうか?
「せっかくの作りたてだよ・・ささ、召し上がれ」・・そんなありふれた会話から始まる日々が維持できている家庭では、家中みなさんの体調の変化・情緒の揺れ・様々な「予兆」が家族の誰かに気付きとして共有されやすくなるでしょうね。
お子さんが小さい頃は、まだ素直に親の言うことを聞いてくれますが、お子さんが年頃を迎えたご家庭では、親がよくない予兆を察してもどう対処してよいか分からなくなったり、急に親ぶって見せてもお子さんは成長とともに・・なかなか心を開いてくれなくなっているかもしれませんね・・
夫婦仲にしても些細な親子・兄弟喧嘩一つとっても「今はあいつと食卓を囲みたくない!」って思ったりするでしょ?
逆に誰かと仲良くなりたい時を想像してみてください・・例えば異性との初デートなんて甘ったるい記憶・・その中には必ず「食を共にする」というイベント・・あったでしょ♥
動物本能の「睡眠や飲食」に対する欲求だからこそ、より安全で安心できる者とでなければ共有できない(したくない)と思えて、逆に相手を知りたいからこそ「食」を共にしてみたいと思うのでしょうね。
些細なすれ違いの始まり・・家族内の不協和音の多くが食卓から聞こえ始めるとしたなら、食卓の維持こそ家族円満の秘訣とも言えてしまいますよね。
お寿司をとりますか?「後で食べるからそこに置いておいて」
じゃ~ラーメンにします?「ラーメンならふつーに外で食べるから金置いといて」
コンビニ弁当?「・・今日も・・これ?」
たまになれない手料理でも作ってみますか?「ごめん、いつも作ってないんで外で食べてきたよ・・寝るね」
仕事も人間関係も、積み上げるのには時間がかかりますよね・・
すべての場合に例外なく『自炊の食卓』を勧めているわけではありません。それが可能か不可能かは、家中に暮らせば小さなお子さんでも大体わかっていくはずです。しかし、もしもだれの目から見ても食事の準備を怠けていたり、そもそも作っていなければ食卓を囲む理由・・そう、『家族でいる必然性』が薄れていきませんか?少なくとも同じ時間軸で食を共にしなくてもよくないか?って思ってしまうでしょ?
「これじゃいけない!」と、あとで気付いてあれこれと立ち回ってみても、それまでの実績が家族の信頼を裏切ったものなら、再構築にはやはり多くの時間を要するでしょう・・
そこまでなったら・・・いっそ何もやらずあきらめた方がいいの?
善悪の判断は永遠にその個人にしかできないよ!
ただ言えることは、自分の家族を「こうしたい」「理想と違ってる」という気持ちがあるなら、出来ることから始めてみる方がいいよね!
家族にだけは・・無駄がないんだよ・・どんな努力も・・きっと実になる。
無駄がないって・・どゆこと??
血が教えてくれるんだよ・・時間はかかるけど・・きっと伝わる。
逆に伝わらないのが夫婦。血は・・つながってないよね・・だからいろんなこと努力するんだよ、お互いにネ。
『自炊』のデメリット
さて、『自炊』に対して感じるデメリットについて・・ごくり
『めんどくさい』・・これ以外何かありますか?
ちょっと、代表的なめんどくささの中身を挙げてみましょうか・・ヒエエ・・
- 買い出し・・重い!
- メニュー考えるのが苦痛・・わかる!タヌもそう
- メニュー決まっても家族の好き嫌いリストに引っかかる・・あるある!
- 料理・買い出しに時間がかかる・・たぶん1位!
- 片付けしたくない・・たぶん2位
- 食材の放棄・・シュン・・
- ゴミがすぐたまる・残飯処理・・これは仕方ないね
- そもそも不味いって言われる・・ここだけはガンバ!としか・・
・・ごめんなさい!・・安易に『自炊』すすめてしまって(汗) まじめにここだけ読むと『自炊』はやっぱりハードル高いですよね~。
でも要は、それぞれの家庭での選択なんですよね。みなさんのご家庭ですもの、みなさんが一番知っているでしょ?
「我が家には『自炊』あってそう!」そう思えたらご参考に・・
「我が家は基本出来そうもないな・・」そう思われたなら無理をなさらずに・・
『自炊』から得られそうなメリットと、『自炊』によって奪われていくデメリットを相殺して、得られるものが多いと感じるご家庭だけ試してもらえればいかがでしょうか?
無理は禁物です。
例えこれから『自炊』に取り組んでいくとしても、焦らず・できることから始めてくださいネ。
まとめ
自炊で期待できるメリット
- 食費の節約
- 家族の健康管理
- 食育と料理人の地位向上
- 家族団らん・生活リズムの調節
自炊のデメリット
- いろいろ『めんどくさい!』
=仲良しの始まりは連れ飯・・疎遠の始まりはボッチ飯=
みなさんが目指す家族のかたちは、人それぞれにあるのでしょう。
『食卓を囲む事』にこだわらなくても、家族円満の道はいくらでもあります。
『自炊』にこだわらなくても、外食・デリバリー・あらゆる分野の助けを駆使すれば、空いた時間の限り、食とは別の家族サービスができることでしょう。
大切なのは、その選択の優先順位と家族がいかに今それを求めているかってことだと思います。
『自炊』を通した『食卓を囲む』家族のかたちは、多岐に存在する幸せの小さな1コマを紹介してみたにすぎません。みなさんの強い意志による決断の先の家族のかたちの方が幸せに近いに決まっています。
ただ、そうは言っても家族運営が上手く行かなくなった時・迷って立ち止まった時、人は漠然とした不安に駆られてしまいますよね・・そんな時、そんな人に、ここの記事を読んでもらえたらうれしいな~
『開運』は気付きと、そこに至るまでの努力の過程で引き寄せていくものです。決して偶発的なものではありません。基礎をしっかりと構築して、まずは家族の健康・体調管理を!
『自炊』は食分野から家族の基礎を固める代表的な1手法ですから。
【タヌキの『開運』家族運営】内での心得
・・できる事だけつまみぐい・・
楽な気持ちで、取り組んでみてください。