『忘らるる 身をば 思はず 誓いてし 人の命の 惜しくもあるかな』
『拾遺集』恋四 作者:『右近』より
【家族崩壊を回避しよう】離婚の3項目:離婚問題を話し合う時は当事者は冷静さを保つのが難しくなっている場合がほとんどです。小さな言葉の行き違いなどで余計に混乱を深めないためにも、避けておきたい『禁則事項』を紹介してみます。
先ずは夫婦の大切は心構えから・・
- 男女が離れすぎるのは避けましょう
- 会話の機会を絶やさないようにしましょう
- 相手の理解に努めましょう
- 相手に感謝と笑顔を向けましょう
大前提です!まずはしっかり確認しておいてね。
注:これらがどうしても維持できなくなっている方は・・出来る限りでかまいません。努力を怠らないようにしてみてください。
では、離婚回避に向けてやってはならない『禁則事項』に移っていきましょう!
『禁則事項』って・・
なんか『みくるん』みたいだね!ルンルン♪
禁則1:何事も『努めるは吉』『無理強いは凶』
例えば・・『カレー』好きの人が、その味わい方とレパートリーの多さや魅力を宣伝し、誰かにカレーを好きになってもらうように努力したとしましょう。
何かの話のついでにさりげなくそんな話題を振ったとしたなら、相手はさして問題にせず、気軽に話を聞いてもらえるかもしれませんし・・
「じゃ~今度食べに行こうか」
なんていう嬉しい言葉の一つや二つは返してもらえるかもしれませんよね。
しかし、『カレー』好きがこじれてしまい顔を会わせる度にカレーの話題しかしようとせず、あろうことか相手の腕をつかんでまでカレー料理店に連れていき、お勧めのカレーを勝手に注文し始めたらいかがでしょう?
「あ~こいつとは縁を切ろうかな」
なんて思われるかもしれませんよね!
人生を左右する『離婚話』も基本は同じです。
貴方がどれだけ真剣で必死であっても、夜も眠られないほどのストレスを抱えていたとしても・・むしろそうであるなら猶更・・
相手への『無理強いは必ず悪い結果をもたらす』
と、肝に命じておきましょう!!
お互い元々は他人同士だったんですよ!
意見や問題意識に『温度差』が生まれることは当たり前なんです。
ここを忘れないようにしてくださいね♡
禁則2:『離婚』条件等は、頭からいったん離しておきましょう!
『財産』『権利』『慰謝料』『親権』『養育費』・・
『離婚』に付随するこれらの話し合い・合意ばかりを優先するあまり・・
また『離婚話』を相手にさせたくない・回避したいと思うあまり・・
必死になりすぎてついつい忘れてしまう事・・ありますよね。
人として・・異性として・・
そしてそれぞれに一度は合意のもと同じ歩みを進めた者同士への『最低限のマナー』を守る事すら忘れてしまったのでは・・解決できるものも、合意できるものも、なくなってしまうかもしれませんよ!
目の前の相手は、あなたの未来を妨害する敵対者でもなければ、襲い掛かる得体のしれないモンスターでもありません。
過去のどこかの地点では人生を共に歩んでいこうと決心し、心を許した相手のはずです。
冷静に自身を保つためにも・・話し合いの始まりには、一旦条件面や・要望事は頭の中から排除して、異性として接する『最低限のマナー』の維持だけに重きを置いて話し合いを進められるようにしましょう。
禁則3:相手を攻め立ててはなりません
『不貞行為』『背信行為』『育児不参加』『価値観の不一致』『異性として見れない』・・
あなたが攻められる側にせよ、攻める側にせよ、どちらでも構いません。
少なくとも『離婚問題』を話し合う席での「はじめの10~20分」くらいは、お互いの近況の確認や健康状態、それに・・
直接会って話し合いができる事の感謝を相手に伝えるようにしてみましょう。
話し合う内容が重要な事柄であればあるほど、お互いが落ち着いて冷静になって・・そしてお互いを尊重しながら進めて行きたいですよね!
わかるんだけど・・
もしも相手が一方的に攻め立てて来たり、取り付く島もないくらい非協力的だったりしたらどうすればいいの?
相手の怒りの度合いや、夫婦間の隔たりは推し量れないけど・・
「『離婚』を回避したい!」
そう思う側が、もしもここを見ていらっしゃるあなたの側なら・・少なくともこちら側からは『相手を攻め立てないように』努力したいところだよね。
・・仮に相手からの攻め立てが耐えられそうにないほど苛烈でしたら・・
- 第三者の立ち合いをお願いする
- 飲み物・食事を出す(注文する)『間をあける努力』
- 日をあらためる
- 出来る方は⇒ひたすら耐えて見せる
出来る限りの努力で構いません。とりあえずお互いが落ち着いて話せる環境づくりにまずは専念してもらいたいね。
注:当然ですが語気を強めたり、「売り言葉に買い言葉」の様に反論の応酬をしないように心がけましょう!
禁則4:『子供の事』は・・持ち出し厳禁です!
お子さんがいた場合、特に気を付けておきたいのは『子供関連』の話です。
『家族』としてみた場合、お子さんはすべての中心に置かれます。
が、そもそも男女の不仲・思惑の不一致が『離婚原因』となることが多いわけですから・・そうであるなら問題の本質は夫婦という・・
『二人の男女の関係』にこそ、『離婚問題』の主な原因があるはずですよね。
それに引き換え「子供のために・・」という言葉を連呼することは⇒相手に対して
「私たち夫婦は男女としては分かり合えないけど・・子供のために自分たちの心を殺して、これからは偽りの婚姻関係を続けていこうよ!」
・・と言う『誤ったメッセージ』を相手に強烈に抱かせてしまいます。
『子供の事』は、数ある離婚を回避する手段のうちの一つにしかすぎません。
多用することは避け、二人の仲に誰も介入しなかった頃の・・
- 純真で
- 前向きで
- 思いやり
- 心許した
そんな心を思い出しながら(思い出すだけでずいぶん違います)、
「ただの二人の男女に立ち返り」
夫婦の『関係改善』『再構築』に向かって、建設的な話し合いをしていきましょう!
禁則5:感情が落ち着かない時・体調が悪い時は『離婚話』はしないように!
地味にこれが一番大切な事かもしれません。
相手に対する怒りや離婚に対する恐怖が収まらず、感情だけが独り歩きしているような時は・・
「例えあなた側に非がなかったとしても話し合い全体に悪影響を及ぼします」
そしてそのようなときは決まって『体調』もすぐれない時がほとんどです。
遠方に別居中の夫婦が貴重な都合を合わせて話し合いの席を設けたのなら、完全にキャンセルすることは難しいでしょうが、出来る限り事情を説明して、落ち着ける場所に変更してもらったり、話し合いの時間を短縮してもらいましょう。
でも・・「無理して話し合いをする方が誠意が伝わるかも・・」
などと思ってはなりません!(ここ大切)
体調不良を訴えても、譲歩の余地さえ与えてもらえないような時は、相手はあなたに相当不利な条件を突き付けている(突き付けようとしている)かもしれません。
そんな時は、何事も即決は避けましょう!
個人の健康状態は究極的には、その個人にしか痛みや辛さの度合いは測れません。
『離婚』の原因があなたの方ににあろうとなかろうと・・
「体調の悪い時」
「混乱している時」
「気持ちが落ち着かない時」
我慢せず・我慢させず・・これを心がけてください。
まとめ
『初心の確認』:離婚回避の心構え4項目
『離婚』に付随する話し合いが・・今のご自分にとってどれだけつらい事だとしても
感情的な衝突・辛辣な言葉攻めにあっていたりしたとしても
「あなたは・・忘れてはなりません」
- 男女が離れすぎるのは避けましょう
- 会話の機会を絶やさないようにしましょう
- 相手の理解に努めましょう
- 相手に感謝と笑顔を向けましょう
そして禁則事項5項目
『離婚話』に付き物の・・条件面での折り合いがどれだけ複雑で困難でも
相手からの要求がどれだけ受け入れがたいものだったとしても
「あなたは・・忘れてはなりません」
- 努めるは吉・無理強いは凶
- 条件などは一旦置いておく
- 相手を攻め立てない
- 『子供の事』は話さない
- 体調がすぐれない時は話し合わない
これらに注意を払える(努力できる)ようになったら⇒やっとスタートラインです。
おめでとう!!
え!ここまででやっとスタートラインなの??
めんどくせ~~~
こんなことでめんどくさく感じてたんじゃ・・
離婚しても・離婚しなくても・どちらに行っても後悔するだろうよ・・
~人生のどこかの地点でね~
『離婚』はそのまま「一家族の破綻」を意味します。
貴方の人生だけでなく、周囲の多くの人々を巻き込んでしまう決断となります。
慎重になりすぎたって、攻められるものではありませんよね♡
ましてみなさんは・・離婚回避・関係修復(知識・興味の充実)を目指してこのページにいらっしゃっているんですもの、それが達成される『開運』を掴んでいってもらうためにも・・
『各種準備運動』は念入りにやってもらわないとね!
本文中にみなさんの参考になる箇所ありましたら幸いです。
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