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アジア版NATO構想=国家主権を他国に譲渡する策謀

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属国の管理人が、【アジア版NATO】に言及できる理由

みなさんもご案内の通り、日本はアメリカ&金融寡頭勢力の属国です。

1945年の敗戦以来、日本の主権は1度たりとも回復していません。

そんな、日本の首相がどうやれば・・・・・【アジア版NATO】構想などの独自・・外交姿勢を他国に披露できるのでしょう?

新総裁(首相)石破氏のパトロンが明け透けに見えてくるようです。

石破氏のアジア版NATO構想、共有せず=インド外相

[ワシントン 1日 ロイター] – インドのジャイシャンカル外相は1日、日本の石破茂首相が提唱してきたアジア版NATO(北大西洋条約機構)創設について、インドはそうした構想を共有していないとの立場を示した。
ワシントンのカーネギー国際平和財団で開かれたイベントで、日本と異なりインドは他国と条約による同盟関係を結んだことがないとし、石破氏の構想について問われると「われわれはそのような戦略的な枠組みは考えていない」と述べた。
また「われわれには異なる歴史があり、異なるアプローチの方法がある」とした。
インドと日本は米豪と共に4カ国の枠組み「クアッド」を構成している。

出典:Reuters(2024年10月2日配信記事)

インドのジャイシャンカル外相、曰く

出典:首相官邸 令和6年3月8日ジャイシャンカル・インド外務大臣による表敬『表敬を受ける岸田総理1』

インド(ジャイシャンカル外相・↑写真左)は、日本を背後から操るアメリカ&金融勢力の思惑を見透かし、日本(石破体制)の常軌を逸した外交政策を皮肉ってくれました。

わが国はどの同盟にも入らない『戦略的自律性』が外交政策の基本方針。

出典:2024年10月1日カーネギー国際平和財団イベントに出席した印ジャイシャンカル外相発言より

安全保障における『戦略的自律性』とは、「自国は自国で守る」「自国の安全保障を1ミリたりとも他国に委ねてはならない」という至極まっとうな精神性をまとめ上げた言葉。

アメリカから自主外交権を取り上げられ、アメリカ(日米安保)以外、他国との同盟交渉さえ封じられている日本から「一緒にアジア版NATOを作りましょうよ♥」と誘われたところで、説得力は皆無。

  • 「バカなのか?こいつらは?」
  • 「アメリカにネジを巻かれたパペット(石破)だな」
  • 「80年の属国関係は、日本人をここまで劣化させるのか?」
  • 「日本が亡国を食い止めたいなら、石破政権など打倒したほうが良い」
  • 「日本が亡国を食い止めたいなら、アメリカからの独立を目指せ」

インドならずとも、まともな国家からは↑と切り返されるのがオチでしょう。

かつて『スバス・チャンドラ・ボース』『ラダ・ビノード・パール』を輩出した親日国のインド外相だからこそ、戦後日本(石破体制)の属国ぶりに叱咤と愛情を込め、

  • 「インドは他国と条約による同盟関係を結んだことがない」
  • (インドは実態の伴わない口約束を信じたことは無い)

と、皮肉ってみせているのです。

NATOの実態

NATO旗と加盟国国旗

=NATO=

英米&金融勢力が引き起こす戦争へ強制参加を強いられ、ロシア敵視政策に強制参加させられることに、加盟国国民は近年我慢の限界を感じています。

すでに過去記事でもお伝えしているように、NATO枠組みは加盟各国で政治問題化しているのです。

長く列強の植民地支配を受けたインドは、当然ですが「NATOの実情」を熟知しており、石破体制が期待を寄せる「アメリカ主導の防衛網参加」「核の傘理論」「核シェアリング」などが単なる”幻想”である事を見抜いており、むしろ、NATOに代表される多国間軍事協定などにうかうかと参加してしまえば・・

  • 国家主権
  • 民族自決権
  • 外交自主権
  • 防衛自主権

結果的に↑が薄められてしまう危険性を冷静に分析しています。

事実、

第一次大戦後組織された『国際連盟』は、反戦を誓い合った当時の国際合意の上に設立されていたはず。しかし、皮肉にも第二次大戦勃発を阻止できなかった実績をもって、『国際連盟』は戦勝国クラブ『United Nations』(現国連)に上書きされています。

この事実を踏まえ、一次大戦・二次大戦の首謀者組織シティー・ウォール街の金融勢力を知れば、これまで誕生した国際的な枠組みのほとんどは「実は、英米&金融寡頭勢力の支配道具として悪用されていた」との認識を深めるはず。

ならば当然、今の多国間協定(NATO)・国連(WHO)についてだって「『国際連盟』と同様の茶番が引き継がれている」と断言(喝破)可能となるはずですね。

国連に関する詳しい説明は↓過去記事へ行ってもらうとして・・

上記を踏まえ、今回インド側が【アジア版NATO】への参加を拒否した思惑(理由)を当サイト住人がまとめると、以下の通りとなります。

  • 「アジア版NATO構想は、国家主権を英米&金融寡頭勢力に譲渡する策謀」
  • 「安倍元首相とモディ首相との信頼の上に構築された『クアッド』で十分だ」
  • 「米民主党に忠誠を誓う石破体制の日本とは、信頼ある外交関係を構築できない」
  • 「米一極支配の終焉・世界のレジームチェンジを見抜けない日本とは未来を語れない」
  • 「シナを仮想敵国とした場合、ロシアを敵に回すことは不可能」
    • 英米主導・ロシア敵視策不参加が望ましい
  • 「むしろ英米&金融寡頭勢力に近付くほどに、インドも世界各国も不幸になっていく」
    • 一極化した世界より、多極化した世界の方が望ましい
  • 「インドは新世界秩序(NWO)への参加を拒否する」

まとめ

インドが、世界が、脱米・脱金融を急ぐ中、日本だけが(パペットのように)対米隷属関係を維持しようと躍り明かしているようです。

そんな日本(石破体制)に対するインドからの警告(愛情)は、

「石破体制を拒否する事で米民主党政権を拒否する」、二重の意味多極化世界の到来が内包されているのかもしれませんね。

おしまい。

おまけ:インパール作戦が果たした歴史的意義

一般のインド人はともかく、インドの政治家は自覚しています。

自国がどのような経緯をもって数百年続いた植民地支配から脱却する事が出来たのかを・・

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』1944 年 3 月、コヒマに向けて行進する日本陸軍第 31 師団の兵士たち

対する日本は、

政治家を筆頭に、『大日本帝国』と『自由インド仮政府』との共同軍事作戦、1944年3月8日~7月3日インパール作戦が果たした歴史的意義を理解出来ていません。

大日本帝国及び自由インド仮政府と戦ったマウントバッテン連合軍最高指揮官は、インパール作戦が果たした意義を↓のように評しています。

日本の雄図はむなしく挫折したとはいえ、その雄大な構想と超人的な作戦は、戦史上空前の偉業であったことは、何人も否定できまい。
まずアラカン地区の攻撃にはじまり、さらにインパールおよびコヒマに大攻勢を行い、そこからアッサムの交通路とヒマラヤ越えの飛行場を攻撃する。しかるのちチャンドラ・ボースの国民軍をしてインド東北部に独立の叛旗をひるがえさせようというのが日本の意図するところであったようだが、ビルマ戦がアジア解放(ビルマとインドの独立)の狼煙となったことは、この忘れられた大戦争のかくれた真の性格であり、もっとも重大な歴史的事実であったのだ。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』インパール作戦 後世に与えた影響への評価(一部抜粋)

敵将も、「インパール作戦は植民地解放運動だった」と大筋で認めています。

キーヌ提督
キーヌ提督

戦後日本人は「日本人である事を思い出すだけ」で復活可能。

祖国の名誉、父祖の名誉、敵国アメリカ&国内売国奴に気兼ねすることなく、しっかりと守ってまいりましょう。

敬礼!